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魚の骨が喉に刺さったらどうする?裏ワザや自己対応ガイドを紹介

魚料理は私たちの食生活に欠かせない美味しさを提供してくれますが、時として骨が喉に刺さるというアクシデントに見舞われることがあります。こんな時、どのように対応すればよいのでしょうか。喉に骨が刺さった際の自宅でできる対処法から、専門家の推奨する方法までを詳しく解説します。

魚の骨を取るための裏技

喉に骨が刺さったとき、多くの人が慌ててしまうものです。しかし、そんな時こそ冷静に裏技を試してみましょう。古来から鍼灸で用いられてきたツボ押しが、意外にも効果的なのです。ここでご紹介するのは「間使(かんし)」と「郄門(げきもん)」という二つのツボです。

間使(かんし)のツボを押す

間使のツボは、手首から指四本分上の腕の中央部に位置します。このツボを刺激することで、喉の違和感を和らげることができるのです。左右どちらかの腕に不快感がある方を選び、そこを優しく圧迫します。多くの場合、数分で骨が取れるとされています。このツボは、精神の安定や便秘解消に役立つとも言われており、その効果は広範囲に及びます。

郄門(げきもん)のツボを押す

郄門のツボは、手首と肘の中間、筋肉と骨が合わさる場所にあります。こちらは強めに押すことが推奨されており、自律神経のバランスを整える効果もあるとされています。特に右手を使用するとより効果的とのことで、1分程度で骨が取れることもあります。

ご飯を飲み込むのは正しい対処法か?

昔から、「喉に骨が刺さったらご飯を飲み込め」と言われてきましたが、これは必ずしも正しい方法ではありません。事実、ご飯を無理やり飲み込むことで、骨をさらに喉に押し込んでしまう可能性があるのです。この方法は、喉の状態を悪化させるリスクを伴うため、推奨されていません。

医師による推奨される対処法

万が一、自宅での対処法が功を奏さなかった場合は、すぐに耳鼻咽喉科を受診することが求められます。喉や耳、鼻の専門医が適切な処置を行ってくれます。自分で取ろうとして粘膜を傷つけてしまうことがないよう、専門家の診断を仰ぐことが重要です。

病院をすぐに受診すべき場合

鯛などの硬い骨が刺さった際は、特に速やかな対応が求められます。これは体内の重要な器官に損傷を与える可能性があるためで、時には生命を脅かす状況に至ることもあります。痛みが激しい場合や、骨が深く刺さっていると感じる場合は、遠慮せず救急外来を利用しましょう。

細い骨の場合の対処法

アジやサンマのような細い骨の場合は、ある程度の猶予はありますが、それでも早めに病院を受診することが望ましいです。夕食時に喉に骨が刺さったら、翌朝には医師の診察を受けるようにしましょう。

まとめ

喉に魚の骨が刺さった際の対処法には、家庭で試せるツボ押しの裏技がありますが、効果がない時や状況が悪化した場合は、迅速に耳鼻咽喉科を受診することが重要です。伝統的な対処法であるご飯を飲み込む方法は逆効果となる可能性があるため、推奨されません。最終的には、専門家の助言に従い、安全かつ適切な対応を心がけることが最善です。

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